一泊二日で伊勢志摩へ行ってきました 0日目【お得なきっぷ編】
7月17日と18日の二日間で伊勢志摩へ行ってきたので、その時に利用したお得なきっぷを紹介します。
以前から彼女さんと伊勢へ行こうと話していたんですが、ちょうど7月の連休が終わったタイミングで彼女さんの連休が取れたので、急遽実行することにしました。
といっても今年は梅雨が長く、おまけに台風も接近中だったので、ぎりぎりまで様子を見て出発前日に切符を手配。結局、泊まる所すら決めずに出発するという、いつもながらの行きあたりばったりテキトー旅でしたが、さすがは日本を代表する観光地。とても充実した旅を満喫することができましたよ。
本ページの構成
主な移動はJRと近鉄がお得
今回、金沢-名古屋間はJR西日本の「名古屋往復割引きっぷ」を
名古屋-伊勢志摩エリアの移動は近鉄の「伊勢神宮参拝きっぷ」を利用することにしました。
名古屋往復割引きっぷ
JRで北陸-名古屋間を往復する場合、名古屋往復割引きっぷを利用するととてもお得になります。
利用できる列車と券種
- 北陸-名古屋間の特急列車、普通車指定席
- 米原-名古屋間の新幹線、普通車自由席
- 高岡・富山・黒部宇奈月温泉-金沢間の北陸新幹線、普通車自由席
行きは以下の列車に乗りました。
金沢 6:48 特急しらさぎ 54号 指定席 → 米原 8:44
米原 8:57 新幹線ひかり512号 自由席 →名古屋 9:25
どのくらいお得なの?
今回乗車した特急しらさぎ+新幹線の場合、割引きっぷ無しだと往復で14,800円かかります。ところが名古屋往復割引きっぷを利用すると12,960円ですから1,840円もお得になります。
浮いた差額で美味しいものを食べることができますよ!
【参考資料】金沢-名古屋間を片道ずつ購入する場合
参考までに、金沢-名古屋間を片道ずつ購入した場合の運賃を計算してみました。
JR特急「しらさぎ」(指定席)を利用した場合
- 乗車券(金沢-名古屋) 4,430円
- 指定席特急券 2,700円
合計 7,130円 ✕ 2(往復分)= 14,260円
JR特急「しらさぎ」(指定席)+ 米原-名古屋間で新幹線(自由席)を利用した場合
- 乗車券(金沢-名古屋) 4,430円
- 指定席特急券(金沢-米原)1,240円(新幹線乗継割引適用)
- 新幹線自由席特急券(米原-名古屋)1,730円
合計 7,400円 ✕ 2(往復分)= 14,800円
となります。
ちなみに米原から新幹線に乗り換える場合、しらさぎの指定席特急券に 「新幹線乗継割引」 が適用されます。これはJRの在来線特急と新幹線を乗り継いだ場合、在来線の特急券が半額になるという制度なので上手に利用しましょう。
※通常、金沢-米原間の指定席特急料金は2,480円ですが新幹線に乗り継ぐことで半額の1,240円になります。
伊勢神宮参拝きっぷ
こちらは近畿日本鉄道が発行するお得なきっぷで、金額は6,100円でした。(発駅によって料金が違います)
近鉄名古屋駅から賢島までは特急だと片道3,580円かかるので、往復するだけでも元が取れてしまいますね。
伊勢志摩エリアの近鉄フリー区間
松阪駅~賢島駅の間は乗り放題のフリー区間となっています。特急は2回まで、普通電車は何度でも乗り降りできます。
このきっぷに含まれる内容と利用方法
このきっぷに含まれているセット内容は以下の通りです
- 近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
- 近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
- 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
- 三重交通バス伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
- 伊勢神宮 内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
- オリックスレンタカー約30%特別割引
- 参宮記念品「いせ鈴」おひとつプレゼント(期間限定)
1. 近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
往復乗車券は、大阪・京都・名古屋などの発駅から伊勢志摩フリー区間内で最初に降りるまでの乗車券(またはその逆)で往路・復路それぞれで一枚ずつ利用できます。
発駅とは、このきっぷを利用して伊勢志摩エリアへ向かう際、最初に乗車する発駅エリア内の駅の事を指します。私の場合、近鉄名古屋駅から伊勢志摩へ向かったので発駅は近鉄名古屋駅となります。
発駅エリアはこちら
関西発の場合はピンクの路線、東海発は緑の路線内にある駅です。
2. 近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
近鉄の特急はすべて指定席なので、駅の窓口で座席を指定して発券してもらいます。満席で発券できないこともありますので注意しましょう。
3. 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
フリー区間内で利用できる特急券の引換券です。こちらも駅窓口で発券してもらいます。
伊勢市駅から賢島までは各駅停車だと19駅(約一時間)ですが、特急に乗れば5駅(約45分)で行ってくれます。時間短縮は15分~20分ほどですが、指定席に座って行けるので快適ですよ。
伊勢神宮を参拝しつつ志摩方面も観光したいという方には有り難いですね。(←私です)
4. 三重交通バス伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
伊勢・二見・朝熊エリア指定区間の三重交通路線バス(「CANばす」の一部区間を含む)に自由に乗り降りできます。使い方は乗車する際に整理券を取って、降りる際は運転手さんにチケットを見せるだけです。
伊勢市駅から外宮までは徒歩5分くらいですが、そこから内宮や猿田彦神社へはバスで10分以上かかります。内宮エリアから月読宮なども歩くと微妙に距離があるので、バスで行けるのは有り難いですね。
外宮前から内宮前へのバスは主に3路線あります。
最短距離で行けるのが庁舎前経由で所要時間は約10分。
徴古館経由は約15分、CANばすは約20分かかります。
7. 参宮記念品「いせ鈴」おひとつプレゼント(期間限定)
2019年5月1日~2020年1月2日の期間限定で、こちらの「いせ鈴」がもらえます。
※乗車開始日が2019年12月31日までのきっぷを購入した方が対象です。
いせ鈴は伊勢神宮 内宮の参集殿でいただけます。
パンフレットに付いている交換券が必要なので、無くさないように注意してくださいね。
出発の前日までに購入
発売期間は乗車日の1ヶ月前から前日まで。※ 前売限定(当日は購入できません)
有効期限は乗車開始日から3日間です。
なお、購入時に乗車開始日を指定しますので、旅行の日程が決まってから購入しましょう。
購入は近畿日本ツーリストがお得
購入できるのは
- 近鉄の各駅窓口
- 近畿日本ツーリスト
- JTB
- 日本旅行各グループ
- 農協観光の主要支店・営業所
だそうです。
私の住んでいる石川県の場合、近鉄の駅がありませんので各旅行代理店にて購入する事になるのですが、その場合手数料がかかってしまいます。しかし近畿日本ツーリストだけは手数料がかからないので、お近くに店舗がある場合は近畿日本ツーリストを利用した方がお得ですね。
近畿日本ツーリストの店舗(北陸)はこちらのリンクからどうぞ。
今回のまとめ
出発日の前日にJTBへ行ったら手数料がかかると言われ、近畿日本ツーリスト イオン松任営業所に問い合わせたところ、近畿日本ツーリストは近鉄グループなので手数料がかからないという事を教えてもらいました。慌ててイオンまで走り、受付終了間際に滑り込んで何とか無事に購入完了。
JRの名古屋往復割引きっぷも無事発券でき、これでとにかく行って帰ってくることはできる状態になりました。
という訳で今回の交通費、12,960円 + 6,100円 =19,060円。
これで金沢から特急や新幹線に乗って伊勢志摩観光へ行ってくることができるんだから、やっぱりお得だなぁ~。
それでは次回、旅の本編もお伝えしようと思います。