古代丹波国探検06(完結編)

10月22日から2泊3日で丹後半島を旅した「古代丹波国探検」、気付いたら結構なシリーズになってしまいましたが、ついに完結編です。
最終日後編は、帰り道を楽しみながら最後の最後まで詰め込んでいきますよ!

1日目:古代丹波国探検 01
2日目前編:古代丹波国探検02
2日目中編:古代丹波国探検03
2日目後編:古代丹波国探検04
3日目前編:古代丹波国探検05
3日目後編:古代丹波国探検06(完結編) ← 今ここ

観光船をはしごする

12:34 伊根湾めぐり・日出 - 13:00 天橋立元伊勢籠神社(丹海バス 上宮津公民館行)

まずは丹海バスで元伊勢籠神社まで移動します。
30分近くバスに乗りますが、素晴らしい景色を眺めていたらあっという間に到着してしまいますね。

お腹が空いたので、昨日もおせわになったスーパーにしがきで食料を調達。
そこから徒歩3分、天橋立観光船のりばへ向かいます。

13:15 一の宮桟橋 - 13:28 天橋立桟橋(天橋立観光船)

伊根湾めぐり遊覧船に続いて本日二度目の観光船です。

昨日、自転車で渡り、笠松公園から見下ろした天橋立を、今度は海上から眺めます。
古代の人はこうやって海から渡ってきたのだと思うと、また違った見方ができておもしろいですね。

由良川橋梁で映え写真

14:16 天橋立-14:38 丹後由良(京都丹後鉄道 宮舞線 普通 西舞鶴行き)

今回乗車した列車はサイクルトレインでした。
事前予約しておけば輪行バッグなどに入れなくても、そのまま自転車ごと乗車することができるのでサイクリストには有難い列車ですね。
丹鉄サイクルトレイン

丹後由良駅から徒歩約15分で由良川橋梁に到着しました。
由良川橋梁は、海の上を走る電車としてSNSなどで有名になった撮影スポットです。

到着すると、すでに数名の方がカメラを構えて列車が来るのを待ち構えていました。

私も急いで準備をし、撮影できたのがこちら。
今日すでに2度お世話になっている青松号でした。

15:42 丹後由良 - 16:01 西舞鶴(京都丹後鉄道 宮舞線 普通 西舞鶴行き)

駅に戻ったら赤松号がやってきましたが、乗車するには追加で500円かかるので、パスして次にやってきた水色の列車に乗りました。

電車の中から由良川橋梁で一緒に写真を撮っていたお仲間さんが見えたのでパチリ。
私もこんな風に見えていたかもしれませんね。

バイバイ丹波國

楽しくて興味深くてワクワクしっぱなしだった今回の冒険も、ついに現実に戻る時がやってきました。
アパホテルに預けてあった荷物を取りに行き、帰路につきます。

まずは舞鶴線を一駅、小浜線を乗り通して敦賀まで行きます。

16:33 西舞鶴 - 16:40 東舞鶴(JR舞鶴線 普通 東舞鶴行き)
16:41 東舞鶴 - 18:34 敦賀(JR小浜線 普通 敦賀行き)

東舞鶴の乗り換え時間は1分しかありませんが、同じホームの向かい側で接続しているので大丈夫です。

西金沢→敦賀(経由:北陸・湖西・東海道・山陰・舞鶴・小浜線)のきっぷについて

こちらの切符はココまでです。お疲れさまでした。

この切符、実はちょっとお得な買い方をしておりまして
例えば素直にその都度乗車券を買うと
西金沢-京都:4,070円
京都-亀岡:420円
亀岡-西舞鶴:1,340円
西舞鶴-敦賀:1,880円
合計7,710円となります。ところが今回のように一枚で買うと6,920円。790円お得に購入できました。
(さらに今回は株主優待を使って半額の3,460円で買っています)
これは距離が長くなると1キロ当たりの単価が安くなるというJRの料金制度があるからです。
幹線または地方交通線のみをご利用の場合│きっぷのルール:JRおでかけネット

また距離が長くなると有効期間も長くなるので、今回は22日から25日まで有効になりました。
途中で降りても、手前の駅に戻らなければまた乗ることができます。自動改札機に入れてもちゃんと返ってきますよ。

そして株主優待片道料金が半額になるので、今回はなるべく片道を長くする買い方をしています。
(西舞鶴から同じルートを引き返すと、西舞鶴までが片道となってしまいますが、今回は西舞鶴から敦賀の間も片道料金に含まれます)

株主優待を使わない場合なら細切れにした方が安くなる場合もあるみたいですね。
乗車券分割プログラム

いろんなルールがあるので、試してみるとおもしろいです。

19:27 敦賀 - 20:32 小松(JR北陸本線 特急しらさぎ 金沢行き)

小浜線の列車内で特急券(eチケットレス特急券)をゲットしました。
乗車券は敦賀駅で購入します。

敦賀からはサンダーバードしらさぎが選べますが、行きにサンダーバードに乗ったので帰りはしらさぎにしました。

20:42 小松 - 20:55 美川(JR北陸本線 普通 金沢行き)

ゴール!車を停めている美川駅に帰ってきました。
ここから金沢市内の自宅までは車で20分ほどです。

今回の旅を終えて

私にとっての丹波(丹後)デビューは2017年中国地方一周 弾丸旅行で、ただ股のぞきしたいだけの観光客として天橋立に立ち寄りました。まだ何も知らないピュアだった頃です。

次に訪れたのは2020年、コロナ禍で旅行割があり、普段泊まれないようなお高い旅館に泊まれるということで城崎温泉へ行く道中、大江の元伊勢外宮、内宮、猿田彦の三社に立ち寄りました。この時はすでに神社や神話の世界にのめり込んでいて、丹後半島のヤバさにも気付き始めた頃です。

時は流れて2023年(現在)、神話の世界からもう一歩進んだ古代史という怪しい世界にうっかり足を踏み入れたせいおかげで、古代丹波国の魅力を知ってしまい、実際にこの目で確かめてみたくなったのです。

今気付きましたが、ちょうど三年に一度、丹波・丹後を訪れていることになりますね!

ちなみにタイトルにもある古代丹波国ですが、もともとは丹波国という一つの国だったのが、大宝律令で知られる律令制度によって分国され、丹波丹後但馬となったそうです。

ということで、今回は古代の丹波を探る旅だった訳ですが・・・

いちばん印象に残ったのは、海に直結した文化でしょうか。
浦嶋太郎に海部氏、海からやって来た徐福、若狭湾や日本海の交易。

(おまけで立ち寄った伊根湾に全部持っていかれました)

その中で前の時代にあった磐座の信仰から、神社という形式の信仰に変わっていった過程も興味深い。

結局のところ何かがハッキリ分かったわけではないけれど、大和朝廷を経て日本という国を形付ける上で、この地域がとても重要な鍵を握っていたんだろうなという気がしました。

まだまだ興味の尽きない古代丹波国。また三年後にいずれ足を運びたいと思います。

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