【JR西日本】分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例
金沢から岡山まで旅行に行くにあたり、JR西日本の株主優待券を利用してなるべくお得に移動できるよう、一筆書きにできる行程を組んでいたとき、ちょっと不明な箇所があったので、みどりの窓口で教えてもらいました。
本ページの構成
計画していた路線
今回計画した行程は以下の通りです。
往路
1. 金沢-新大阪 サンダーバード(北陸本線・湖西線・東海道本線)
2. 新大阪-岡山 新幹線
岡山下車
復路
3. 岡山-米子 特急やくも(山陽本線・伯備線・山陰本線)
4. 米子-鳥取 特急スーパーまつかぜ(山陰本線)
5. 鳥取-城崎温泉 特急はまかぜ(山陰本線)
6. 城崎温泉-綾部 特急きのさき(山陰本線)
7. 綾部-東舞鶴 普通(舞鶴線)
8. 東舞鶴-敦賀 普通(小浜線)
ここで片道区間終了
9. 最後は敦賀から金沢まで別途乗車券と特急券を購入
不明だった箇所について
片道乗車は同じ駅を2度通った時点で終了
片道乗車の場合、同じ駅を2度通った時点で終了となるので、岡山から鳥取方面を目指す場合
岡山→(略)→伯耆大山→(略)→鳥取
という順路で進む必要があります。
特急だと伯耆大山を通過してしまう
ところが今回乗車したい
岡山から伯備線を通って日本海側へアクセスする「特急やくも」や
山陰本線を鳥取方面へ向かう「特急スーパーまつかぜ」は
どちらも伯耆大山には停車しません。
つまり特急で移動してしまうと
岡山→(略)→(伯耆大山通過)→米子(乗換)→(伯耆大山通過)→(略)→鳥取
となり伯耆大山を二度通ってしまうのす。
みどりの窓口で相談してみました
このような場合の切符の買い方について、みどりの窓口で相談してた結果、以下の回答を得ることができました。
米子で改札を出なければ大丈夫
A. 米子駅の改札を出ないのであれば、岡山-米子、米子-鳥取で特急に乗っても株主優待が継続して適用される。
ということでしたのでお得に切符を購入することができました。
帰ってから調べたところ、JR西日本のJRおでかけネットにも記載があったようです。
分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例
https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/normal_tickets/special_provisions11.html
次の区間の左側の駅から枝分かれする一方の線区から他方の線区まで乗車する場合で、列車が左側の駅を通過するため左側の駅と右側の駅との区間を折り返し乗車する場合は、同区間のキロメートル数は含めないで運賃計算をします(定期券は除きます)。ただし、折り返し区間内では途中下車はできません(途中下車される場合は同区間に対する運賃が必要になります)。
改札を出る場合は重複区間の往復乗車券を買えばよい
もし米子駅の改札を出たい場合は、伯耆大山-米子間の往復乗車券を買えば大丈夫みたいです。
あとがき
みどりの窓口で相談する前は
株主優待適用区間として特急券を岡山→伯耆大山、伯耆大山→鳥取
別途、乗車券・特急券を伯耆大山-米子-伯耆大山という風に買うのかなぁなどと想像したり、また、そもそも通過する駅を含むのにそんなアクロバティックな買い方ができるのかなぁと心配したりしていました。
しかし今回は、みどりの窓口で教えてもらったおかげで無事切符を買う事ができて助かりました。
教えてくれた窓口の方はとても親切で、本当に感謝しております。
最近は経費削減のため窓口を閉鎖して無人駅としている駅も増えているようですが、できれば今回のようなケースもふまえて小規模でも窓口は残してくれると有難いですね。